★★★★
新感覚ミステリーで楽しめた。
主人公は自殺を決意していた赤塚美織。
駅のホーム、美織の前に現れた謎の老紳士に「1日1話の短編を読むだけで143万円の報酬を差し上げます」と言うかなり怪しい仕事を持ち掛けられる。
読者は美織と共に18話の短編を順に読んで行く展開。
各短篇の最後には美織の感想が記載されているが、短いながらも核心を突いていて頷ける。
18編はそれぞれ趣が異なり、幸福感を感じる物から、えげつないイヤミス、エロまでと様々で、どの物語もキレがあって面白い。
結末予想は付くものの読後感は花丸。
「143」なるほどね♡
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば