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わたしの容れもの/角田 光代【レビュー】

★★★★

欠かさず読んでいる角田さんの作品
今回は、容れもの=身体に纏わるエッセイが32編収録されています。

角田さんの小説も好きですがエッセイもとても読みやすく共感出来るエピソードがたくさんありました。

若い時には感じなかった変化が多々綴られています。
例えば、豆腐を美味しいと思える様になった事、ちょっとやそっとじゃ体重が減らなくなった事、以前はすぐに思い出せた事が時間が掛かる様になった事
どれも(ある!ある!)と頷きながら読ませて頂きました。

マンモグラフィーであまりの痛さに我慢出来ずに毎年の検診で「痛い~」と叫んでいたのが私だけではないと解りホッとしたり(笑)

巻くだけ、食べるだけなど「だけ」で成功するダイエットは存在しないと言う事に深く納得したり

更年期障害、老眼、整体、集中力のお話し、どれも日々気になる内容で数時間で読めてしまいました。

待つ事が苦手だったり、暑がりだったり共通点が結構あって嬉しくなりつつも、45歳でフルマラソンに挑戦する角田さんはやはり凄い!と感じました。

40代以上の方が読めば、共感する事も多々あると思いますし楽しく読めてポジティブになれる1冊です。




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