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♪ももも~もも、もももも~も~♪
丑年と著者名を掛けた様な奇妙なチャルメラ音。
自らを「美しい餅の妖精」と名乗る屋台そばの店主・もちぎママ。
ファンタジーな設定に付いていけるのか若干不安になるも心配無用。
この店に導かれたのは高級外資系ホテルで働く満内ミチコ、通称みっちゃん。
幸せになりたいと願うみっちゃんと、もちぎママの会話で物語は進行して行くがみっちゃんは読者の代表。
私達が常日頃悩んでいる事や不安に対し、もちぎさんが、屋台の店主の形を取ってわかりやすい言葉で噛み砕いて答えてくれる。
言葉が持つ力の偉大さを感じた。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。