★★★★
「からゆきさん」
19世紀後半、主に東アジア・東南アジアに渡り、娼婦として働いていた日本人女性達を指す。
本作は実際に行われていた出来事をベースに描かれたサスペンス。
主人公は6年前、無差別殺人で家族を亡くした栗山香那と進藤小雪。
再会した二人は協力し自殺した犯人の真意を探り始める。
序章と参考文献でおおよその内容を想像していたが、想像を遥かに超える理不尽な女性憎悪に怒りがこみ上げた。
男としてのプライドに拘り、世代を超えて女性蔑視を植え付けるクズな男達に虫唾が走る。
歪んだ認識が元で起きた殺人、ただただやり切れない。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば