★★★
『木曜日にはココアを』の続編。
今回は東京と京都をつなぐ12ヶ月間の抹茶リレー。
登場人物は皆、私達の身近にいそうな人達ばかり。
日々悩んだり、立ち止まったり、人生に苦味を感じたり。
抹茶の一口目に感じる苦みが彼ら、彼女らの心とリンクする。
思いがけない出逢いや、誰かが発した何気ない言葉、そこから視点を変え、一歩前へと進む主人公達。
苦味から旨味へと変化していく抹茶のように心もほどけて行く。
過去、現在、そして未来、様々な偶然と奇跡の積み重ねで人生が繋がっている事を実感する。
点と点が繋がり、皆のかけがえのない道となる。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。