わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

たとえ世界を敵に回しても/志駕 晃【レビュー】

★★★

介護施設で真面目に働く葉子の元に届いた一通の怪文書。
「ピエロマンの母親へ。子供の教育は親の責任だ。犯罪者であるおまえの息子をなんとかしろ」

5年前に家を飛び出し、東京へ行った息子は「炎上系」の動画配信者、いわゆる迷惑YouTubeになっていた。

息子を案じ、上京した葉子の前に次々と現れる胡散臭い登場人物達。
誰が味方で誰が敵なのかさっぱり分からない。

しまいには葉子までもがYouTubeを配信。

途中まではミステリ要素が強く、ドキドキしながら読み進めたが終盤になるに連れ尻すぼみ。
ミステリと言うより親子の愛情物語。




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