わたしは栞を挟まない|四つ葉の読書ブログ

向日葵のある台所/秋川 滝美【レビュー】

★★★★

冒頭の胡瓜を薄切りするシーンから不穏な空気感が漂い惹きつけられてしまう。

主人公は学芸員の麻有子
中2の娘、葵と二人で東京で穏やかな暮らしを送っている所に、突如、姉の鈴子から母親を引き取って欲しいと連絡が来ます。

嫌悪する母親との同居生活、過去のトラウマに縛られている麻有子の生活は一体どうなってしまうのか、この家族の先が気になり一気読みでした。

仲良し親子もいれば、実の子供に虐待を重ねる毒親も存在して、家族の関係も色々だ。
この物語に登場する母親はいわゆる毒親の方です。

二人の距離が近づくに連れ、デメリットも見方を変えればメリットとなり得る事に気付くがそれに気づける母子であればマシな方だろう。

物心付いてから自然に口にする心からの「ありがとう」その言葉だけで救われる家族もいるのかも知れない。

家族の在り方について考えさせられる1冊

※128ページ 後ろから3行目 「相談しくれなかったは」は、「て」の脱字

※177ページ 1行目 「目が覚ました」は、「目を覚ました、もしくは目が覚めた」の間違いだと思います。




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