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何を隠そう伊坂 幸太郎さん、初読みです。
冒頭から惹き込まれラストまで一気読みの面白さでした。
母に捨てられ、父親はどうしようもない人間のクズ。そんな中で生き抜いて来た双子の兄弟、常盤優我と風我。
全然リアルじゃない入れ替わりの物語なんだけれど、ずっと二人を応援している自分がいた。
勧善懲悪物は大好物なのでクズな父親と高杉の結末には胸がすく思いがした。
不思議さと切なさ、ユーモア、悪と善、様々な要素が盛り込まれていてフィクションならではの圧倒的な世界感を楽しめた。
装丁の扉に付いている上から2番目の覗き窓にも工夫が!

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。