★★★
まず装丁が凝っていて面白いです。
黒い結婚編と白い結婚編が上下逆になっており、前後どちらからでも読める様になっています。
結婚がテーマの7つの短編で
〈黒い結婚篇〉は中島京子、窪美澄、木原音瀬、深沢潮
〈白い結婚篇〉は成田名璃子、瀧羽麻子、森美樹
女性作家7人による作品集で、それぞれの個性が出ていて楽しめます。
私は白い結婚編から読み始めましたがお気に入りは瀧羽麻子さんの「シュークリーム」
黒い結婚編では窪美澄さんの「水際の金魚」
7編の中にはシンミリ来る物、ぶっとんだ物、リアリティー溢れる物、イヤミス要素のある物と様々で、結婚と言う共通したテーマの中にも色々な形が存在しそのふり幅も広く飽きずに読む事が出来ました。
結婚は墓場なのか、はたまた楽園なのか、自分自身を顧みながら興味深く読めた1冊です。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。