★★★★
胸が締め付けられる。
でも最後まで読まねばいけないと思える作品だった。
ノンフィクションの様なタイトルだが発達障害の娘を持つ母親の苦悩と葛藤をとことん描き切った物語だ。
発達障害についてはある程度知っているつもりだった。
だが本作を読んで知っているつもりと本当に理解している事の差を歴然と感じ自分の無知に呆れてしまう。
外見からでは分からない障害ゆえ、周りの人達の対応は冷酷だ。
発達障害と分かっていながら辛辣な言葉を投げるママ友。
明らかないじめ。
人間の悪意に悲しくなる。
理解を深める為にも多くの人に手に取って欲しい一冊。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。