★★★★
自分の思いを代弁してくれているような共感小説。
私の人生、果たしてこれで良かったのか、もっと違う生き方があったんじゃないかとふと考える。
作中に登場する三人の女性の様に私も高3のあの日に戻ってみたいと何度も考えた。
でも待てよ。
そうすると将来会えるはずの息子に会えなくなってしまう。
その1点だけで戻る事を躊躇う。
ない物ねだりをする様に手に入れる事が出来なかった物事を数えるより、両親や息子からの愛情など与えられた物の大切さに気付かされる。
リセットしてもきっと不満は出て来るはず。
腰を据えて人生やっていくしかないのだ。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。