★★★
今回も真梨節が炸裂!
最近の著者作品に見受けられた、複雑で人物相関図が必須な物とは異なり本作はスムーズに読み進める事が出来た。
18年前、坂の上に佇む赤い屋根の家で起きた殺人事件。
惨殺されたのは人格者と評判の夫婦で、犯人は血を分けた娘とその恋人・大渕秀行。
この事件をモチーフにした小説が週刊誌で連載される所から物語は展開して行くのだが、大渕秀行と女性達が繰り広げるドロドロ愛憎劇の語りがお下劣過ぎて笑う。
犯人も逮捕されている状態で、どう収束するのかと思えば、全く予想もしていなかった結末に辿り着く。
王道のイヤミス。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば