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じょかい/井上 宮【レビュー】

★★★

うぐぐ、気持ち悪い、気持ち悪い、気持ちが悪い。

女の怪物・じょかいと高音・低音を使い分ける二重人格の少年・祥太。
平凡な日常を送っていた男達が、じょかいと祥太に関わる事で変貌を遂げて行く。

豊満な胸を持つじょかい、その胸の先端にある穴から溢れ出す得体の知れない流動食を貪り食いつくし肥満化して行く男達。
心理的ホラーではないので背筋が寒くなる感じはないが、ただひたすら気持ちが悪い。

日常のシーンが合間に描かれる事で地続きの恐怖を感じる。

じょかいの目的が明かされる結末にぞぞっ。
脳内でまだミミズが蠢いている。

ウケケケケ。




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