★★★
三章で構成されたお仕事小説。
それぞれの物語は独立しているが、全編に共通して中小企業診断士・北川徹が登場する。
県内に十店舗を構える洋菓子店・ルージュの跡継ぎ問題、女性向けのブランドバッグを販売する会社の経営問題、社長の急な逝去により、外国人オーナーの元で働く事になった刃物メーカーの社員達。
三者三様の悩みを北川の型破りな提案で活路を開いていく。
一章の兄弟対決では、よもや一触即発の危機かとドキドキしたが柔軟な対応が功を奏しホッ。
二章のコロナ禍による経営不振や人間関係の難しさはリアル。
軽快に読めるザ・お仕事小説。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞