★★★
リカシリーズ第8弾。
元刑事・青木孝子に12発の銃弾を撃ち込まれ、内9発は顔面に命中、だがリカは生きていた。
もはや人ではなくゾンビ、サイボーグ、怪物?
一体リカは何者なんだろう。
リベンジを果たす為にリカを追う青木孝子を中心に描いた本作だが、悪臭の痕跡をあちこちに残しながらも、その姿は一向に現さない。
登場までがひたすら長く、怖いのにリカに会いたいというジレンマに陥った。
子どもの様な無邪気さと悪魔の様な邪悪さを併せ持つリカは彼女を追う者達より遥かに上をいく。
最終章だけで、圧倒的存在感を見せる彼女から目が離せない。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞