★★★
「そしてクマになる」「なごみ探偵おそ松さん・リターンズ」「家政婦」
「フィルム」「悠川さんは写りたい」
5話収録の乙一作家生活25周年記念短編集。
現実と非現実の境界を揺蕩う様な不思議な世界観が癖になる。
『そしてクマになる』はリストラされた40代の中年男性が元同僚の紹介でクマの着ぐるみのアルバイトをする事に。
この男性の独特な語りが何とも奇妙で不可思議な世界へ誘われる。
終盤の疾走感からの優しい結末。
その切り替えがお見事。
心霊をモチーフにした『家政婦』と『悠川さんは写りたい』は、可笑しみの中に潜む恐怖に怖気が走る。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。