わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

楽園の真下/荻原 浩【レビュー】

★★★★

スリリングな展開に478頁の厚みも気にならず一気読み。

日本で一番天国に近い島と呼ばれる志手島が舞台。

そこで起きる相次ぐ入水自殺と同時期に発見された巨大カマキリ。
2つの事は全く関係ないようで実は密接に結びついていた。

科学サスペンスだが科学が苦手でも全く問題ない。

脳内では森林生態系保護地域で蠢く巨大カマキリとそれを捕獲する人々、野生生物研究センターでの死闘、黒く巨大なハリガネムシがリアルに迫り恐ろしい事この上ない。

『ジョーズ』や『ジュラシックパーク』の様に映画化されたら独特の恐怖を味わえそう。

結末も容赦ない。




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