★★★
「人質は寝返りをする」「瞬間移動のはずがない」「お外に出たらご挨拶」
3話収録の連作短編集。
主人公は男性刑事としては初の育休に挑戦中の秋月春風(あきづきはると)。
生後3ケ月になる息子・蓮くんの子育てに奮闘している。
妻の沙樹は姉の高校時代の同級生という設定。
文中に時々出て来る※の注釈が親切ではあるが少し面倒くさい。
赤ちゃんの描写はリアルで外出の際の必需品や、オムツ替えの時に感じるおしりの可愛さなど、あるあるが一杯。
会話が多くコメディータッチなので軽く楽しめるが個人的には『そこにいるのに』の様な作風の方が好み。

はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」