★★★
時は2019年。
高校進学祝いに東京タワーを訪れた15歳の内村菜緒と母方の祖母・山口和の二人。
突如停止したエレベーターが再び動き出し、地上に降りてみればそこは1963年、昭和38年の日本と、どっぷりタイムスリップ物。
軽快な文章とテンポの良いばあさん&孫の会話にスイスイ読み進める事は出来るが、タイムスリップ物に有り勝ちな、過去を変えたいといった内容は目新しさを感じず残念。
昔、駅にあった大きな黒板を利用した掲示板など懐かしい描写もあるが最後の手紙のくだりも既視感があって感動出来ず。
軽いタッチのSFファンタジー。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。