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殺人鬼がもう一人/若竹 七海【レビュー】

★★★

「ゴブリンシャークの目」「丘の上の死神」「黒い袖」
「きれいごとじゃない 」「葬儀の裏で」「殺人鬼がもう一人」
6話収録の連作短編集。

表紙に描かれている高身長の砂井三琴と相方で小柄・小太りの田中盛、このコンビが中心となって物語は展開する。

20年程前の連続殺人事件以来、事件らしい事件もない、のどかな町・辛夷ケ丘(こぶしがおか)だが次々と大事件が起こる。

タイトルや内容はおぞましいが文章がコミカルな事もあり深刻な空気感は全くない。

共感出来る登場人物が一人もいないし全員、癖が強すぎ。

読後感も悪いがきっとそれが正解!




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