わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

二周目の恋/アンソロジー【レビュー】

★★★

「最悪よりは平凡/島本理生」
「深夜のスパチュラ/綿矢りさ」
「フェイクファー/波木銅」
「カーマンライン/一穂ミチ」
「道具屋筋の旅立ち/遠田潤子」
「無事に、行きなさい/桜木紫乃」
「海鳴り遠くに/窪美澄」
人気作家七名による恋愛アンソロジー。

それぞれにアプローチの仕方が異なり、個性豊かで楽しめた。

特に印象に残ったのは綿矢作品。
バレンタインデー直前に、チョコ作りに奮闘する主人公の姿が、いじらしくもあり滑稽でもある。
脳内ドタバタ状態で忙しい事この上ない。

不遜な態度の男性にイライラする遠田作品は結末が気になり一気読み。




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