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27000冊ガーデン/大崎 梢【レビュー】

★★★

「放課後リーディング」
「過去と今と密室と」
「せいしょるせいしょられる」
「クリスティにあらず」
「空を見上げて」
5話収録の連作短編集。

タイトルの『27000冊』は高校の図書室にある平均蔵書数だと本作で初めて知る。

物語の舞台は神奈川県立戸代原高校、通称「トヨ高」の図書室。
本に纏わる事件を学校司書・星川駒子が出入りの書店員・針谷敬斗と共に紐解いていく。

事件そのものは青春ミステリーの域なので重厚感はないけれど、各話に実在の作家さんや作品名が登場しわくわくする。

本離れが著しい昨今、若い世代の方に手に取って欲しい一冊。




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