★★★
『ときどき旅に出るカフェ』に続くシリーズ第二弾。
海外の様々な珍しいスイーツと軽食、飲み物を提供するカフェ・ルーズ。
オーナーの葛井円と、このカフェに足繁く通う奈良瑛子、それぞれに事情を抱えた客達の人間模様が描かれる。
見た事も聞いた事もないメニューが次々に登場し、それらの料理の描写に食欲をそそられる。
でもホクホクとしてばかりではいられない。
時はコロナ禍真っ只中で円の店にも影響が。
店を開けば、高飛車な男性客や訳あり女性も登場し一気に不穏な空気が立ち込めた。
固定観念に囚われない生き方を応援してくれる美味しい一冊。
![よつば](https://bookmark-clover.com/wp-content/uploads/2020/12/148-150x150.jpeg)
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞