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雨上がり、君が映す空はきっと美しい/汐見 夏衛【レビュー】

★★★

冴えない女子が自信を取り戻し前に進んでいく王道の青春ラブストーリー。

主人公は、コンプレックスの塊を絵に描いたような高校1年生の音沢美雨。
外見にも内面にも自信がなくネガティブ思考の彼女が、映研の部長・高遠映人に恋をした。

美雨の卑屈さの元凶ともなっている母親の言動があまりにも酷すぎる。
八重歯が目立ってみっともないからと大口開けて笑わない様に指図、容姿をけなすだけでは飽き足らず、感性まで否定。
美雨が卑屈になるのも無理はない。

自分を認めてくれる人との出逢いで変化する主人公の姿にホッとする。

悩める10代向けの作品。




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