★★★
『依存』で第13回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した文縞絵斗さんの受賞後第一作目の作品。
乳児が殺められてしまうプロローグから衝撃的。
物語はそこから一転。
結婚8年目で授かった娘・芽依の生後一ヶ月の御宮参りの場面へ移行する。
夫の両親を交え五人揃っての平和な場面に和んでいたのもつかの間、夫が目を離した隙に芽依は誘拐されてしまう。
目まぐるしい展開に気持ちが揺さぶられまくり。
誘拐事件の真相は大方予想通りだったが、冒頭の乳児殺しの犯人は想定外。
洗練されているとは言い難い文章だがリーダビリティが高く一気読み。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば