★★★
頻繁にニュースで見聞きはするが、その実態は良く知られていない『公正取引委員会』を取り上げたお仕事小説。
主人公は公正取引委員会の審査官・白熊楓・29歳。
母親や彼氏との関係性はイマイチ。
仕事でも、お人好しな性格が災いして今ひとつ乗り切れない感じ。
そんな楓の部署に配属されて来たのは言葉の端々に棘があるエリート審査官・小勝負勉。
『弱小官庁』と自虐しながらも、数々の妨害にめげず正義を追い求めていく二人の姿がかっこいい。
王道の勧善懲悪ストーリーで先は読めるがスピード感溢れる描写で脳内に映像が浮かぶ。
読後は爽快で痛快。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
応募数92件 HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
応募数599件 HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
応募数748件 HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば