★★★
禁猟区に足を踏み入れた34歳の既婚者・雨宮文美子と10歳年下の舞台俳優・高山夏生の恋愛小説。
ママ友に誘われ参加したお茶会という名の狩場。
文美子はそこで出逢った夏生に恋心を抱いてしまう。
夫への不満が鬱積していたタイミングで、目の前にこんな素敵な男性が現れたら心が動くのも無理はない。
嘘つきで自己中な夫、4歳とは思えないクレバーな一人娘、夫の浮気相手まで登場し、スリリングな展開から目が離せない。
キャラが濃い登場人物ばかりだが最も不快だったのはママ友の裏切り。
満たされぬ結婚生活が招いた不倫の行方を見届けて欲しい。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞