★★★★★
なんて素敵な物語。
本を読みながら、今、本を読んでいられる事の昂揚感とトキメキと幸せを感じた。
タイトルの「ぼくもだよ」の意味が解った瞬間の胸の高鳴り。
たった五文字の「ぼくもだよ」に感動する。
神楽坂で盲導犬のアンと暮らす盲目の書評家・竹宮よう子。
この作品の中でよう子が綴る自身の半生に惹きつけられる。
視覚障害者ゆえの孤独や理不尽、母との確執、友人の悪意。苦しみも悲しみも経験したよう子が、本を愛する人達の優しさで癒され、途切れていた縁が再び繋がり出す後半の展開には胸が躍る。
22年の時を経た奇跡のラブ・ストーリー。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば