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手元に置きたい1冊がまた増えた。
読了後、自宅にあるリモコンの5に付いている突起に触れ、遼賀の事を想い涙が溢れる。
33歳の突然の癌宣告。
怖いに決まってる。
なのに弱音を吐かず一人で戦う遼賀に、同じ病気で逝った父の姿が重なり涙が止まらなくなる。
死の恐怖と対峙しながらも家族の事を一番に思い遣る姿も重なる。
普段、全く意識しないリモコンの5にある突起。
でもそれは困った人の支えになる大切なしるし。
遼賀はそのしるしの様に決して目立ちはしないが無くてはならない存在。
遼賀と彼を支える周りの人達に生きる上で大切な事を教えられた。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。