★★★★
埼玉一家惨殺事件の犯人であり、平成最後の少年死刑囚・鏑木慶一が脱獄する所から物語は始まる。
名前と外見を変えながら、2020年、東京オリンピックの競技会場となる工事現場、長野県菅平公園にある旅館『山喜壮』、千葉県我孫子市の有料老人ホーム『アオバ』と潜伏・逃亡を繰り返す。
各章で語られるエピソードを読めば、鏑木の人となりが見えて来て、何か特別な事情がある事は理解出来、真実を知りたい一心でページを捲る手が止まらない。
最後の1頁では警察組織への怒りと人間の弱さ、鏑木慶一の心中を想像し、溢れ出る感情で涙腺が崩壊した。
※P464 14行 ×これついては ○これについては
※p472 10行 ×お見かけました ○お見かけしました
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば