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真実子、京香、豊、哲平、正一、幼馴染の5人が小学校5年生の時に山中に埋めた骨格標本の真相が数十年の時を経て明らかになります。
随所に張り巡らされた伏線が終盤に近付くに連れ、5人それぞれの過去の出来事と深く絡み合いながら、どんどん回収されて行く様には気持ち良ささえ感じました。
人の持つ「喜怒哀楽」の感情が全て物語に反映されていて、時に腹立たしく、時に切なく最後の1行まで感情が揺り動かされました。
謎解きミステリーに人間ドラマ、そこに更にいくつかの驚きが加わり、極上のエンタメとして楽しめました。
オススメです。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。