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「良いおっぱい悪いおっぱい」「おなか ほっぺ おしり」などのエッセイで有名な伊藤 比呂美さんの「女」に纏わる色々を描いたエッセイ集です。
エッセイと言っても全て相談に応える形式で描かれています。
「おさない女」「自分に向き合う若い女」「たたかう女」
「自分に向き合う若くない女」「老いる女」の章があり
相談者の質問に対し、著者の経験を交え単刀直入にスパっと答えて行きます。
女性なら誰しもが悩む女同士、夫、親、子供との関係や日常生活での悩み
結婚、離婚、病気、死、お墓など様々な悩みに歯切れよく答えて行く様は見事です。
本の最後には「或女の一生」と題して著者の人生年表も付いています。
人生経験豊富な著者ならではの切り口で書かれた一冊なので説得力があります。
気持ちよく爽快に読める作品です。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。