★★★★
比嘉姉妹シリーズ第二弾。
「ぼぎわん」に続く今回の敵は、真っ黒な振袖に身を包み、赤い糸を操る「ずうのめ人形」。
ずうのめ人形の都市伝説に纏わる原稿を読んだ者は確実に命を狙われる。
タイムリミットは四日間。
前作より、もののけのイメージが浮かびやすく、期限がある事でより恐怖を感じた。
また本作では、いじめや差別、家族間の確執など人間の悪意に重点が置かれており、その相乗効果で恐怖が倍増した。
比嘉姉妹シリーズと銘打たれているが、姉妹の活躍で一件落着となる安易なパターンではない所も新鮮。
終盤ではサプライズもあり面白かった。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。