★★★
辻堂ゆめ・凪良ゆう・城平京・木元哉多・阿津川辰海・芦沢 央、六人の作家陣が『非日常』をテーマに描いた短編集。
お気に入りは辻堂さんの「十四時間の空の旅」
15歳で、一人ビジネスクラスの空の旅を経験するエリカの緊張が伝わって来る。
驚きの仕掛けと共に読後は心が温まる。
一番期待していた凪良さんの「表面張力」は『すみれ荘ファミリア』のスピンオフ作品。
時々ドキッとする言葉に出逢う。
短編ながら凪良さんの感性は健在。
人はいくつもの顔を持つと再認識させられる。
初読みの木元さんの「どっち?」はイヤミス感満載で女の怖さを感じた。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。