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お梅は呪いたい/藤崎 翔【レビュー】

★★★★

評判に違わぬ面白さ。

戦国大名を滅亡させた呪いの日本人形・お梅が500年の時を経て令和に蘇った。
この設定だけで十分面白い。

人を呪い殺したくてしょうがないお梅なのに、呪えば呪うほど、みんな幸せになっていく。

文明の利器に毎回新鮮な驚きを隠せないお梅。
もはや悪役キャラから一周回って、そのチャーミングさに愛おしさを覚える。

各話が緩くリンクしているので、あの人とこの人が繋がっていた!と気付く楽しさも味わえた。

実際、我が家にお梅が来るのは勘弁だけど、まだまだ彼女の活躍を見届けたい。

読むと元気を貰えるハッピー・コメディ。




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