★★★
主人公は京都のフレンチレストランでシェフを務める潮田亮二、35歳。
始めたばかりの猟で遭難してしまった亮二を助けたのは無愛想な猟師・大高だった。
そこから物語は展開して行く。
最近時々耳にする様になった『ジビエ』
各章のタイトルにも猪・ヤマシギ・若猪・小鴨・鹿・熊・ヒヨドリなどの野鳥獣が並んでいる。
亮二をスカウトした澤山柊子がジビエ料理に拘る理由、独特な趣味を持つ店のサービス係の若葉、狩猟する者を殺戮者と呼び嫌悪する人達、個性豊かな登場人物達が脳内で動いていた。
ただジビエが苦手な事もあって解体シーンは薄目で読んだ。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。