★★★
主人公は京都のフレンチレストランでシェフを務める潮田亮二、35歳。
始めたばかりの猟で遭難してしまった亮二を助けたのは無愛想な猟師・大高だった。
そこから物語は展開して行く。
最近時々耳にする様になった『ジビエ』
各章のタイトルにも猪・ヤマシギ・若猪・小鴨・鹿・熊・ヒヨドリなどの野鳥獣が並んでいる。
亮二をスカウトした澤山柊子がジビエ料理に拘る理由、独特な趣味を持つ店のサービス係の若葉、狩猟する者を殺戮者と呼び嫌悪する人達、個性豊かな登場人物達が脳内で動いていた。
ただジビエが苦手な事もあって解体シーンは薄目で読んだ。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞