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隠す/アミの会(仮)【レビュー】

★★★★

第1弾の『捨てる』
第2弾の『毒殺協奏曲』に続き
第3弾となる本書は、「隠す」というテーマで11人の女性作家の描き下ろし11作品が収録されています。

第2弾では男性ゲスト2名も参加されていましたが今回は全て女性作家でした。
タイトルの「隠す」にちなみ読者への挑戦状として
全ての短編に共通した「なにか」が隠されている趣向になっています。

あとがきにはfacebookのアドレスが載っておりアクセスしてみた所
2017年3月10日 必着でのクイズ形式になっていました。
その回答を考えながら読むのも又楽しいかも知れません。

さて本作もバラエティーに富んだ作品揃いで各作家さんのカラーが出ていて面白く読みました。

出だしから惹き込まれイヤミス感もありドキドキした近藤史恵さんの「甘い生活」
情景が浮かんで来て後味の良い松村比呂美さんの「水彩画」

他にも普段あまり手にしない作家さんの作品にも触れる事が出来てこのシリーズは嬉しいです。
これからも第4弾、第5弾と続けて行って欲しい楽しみな作品です。




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