わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

わたしのアグアをさがして/深沢 潮【レビュー】

★★

母親の口癖「無難に生きていくのが結局は一番幸せなのよ」を忠実に守り生活して来た三十歳の莉子。

勤めていた会社が倒産し、再就職もままならない。
追い打ちを掛けるように、二年間交際して来た彼氏からは「結婚する気がない」と宣言される。

上手くいかない時って不思議と悪い事が連鎖していく物だ。

あるフラメンコダンサーとの出逢いで勢いに任せスペインへ短期留学した莉子だが…。
男運が悪いのか、はたまた莉子自身に問題があるのかスペインの生活にも暗雲立ち込める。

彼女にとってのアグア(水の様に大事なもの)とは。

女性の迷いを描いた作品。




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