わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

ヴィクトリアン・ホテル/下村 敦史【レビュー】

★★★

超高級ホテル「ヴィクトリアン・ホテル」を舞台にしたミステリー。

女優・佐倉優美、自暴自棄なスリ・三木本貴志、新人賞受賞作家・高見光彦、宣伝マン・森沢祐一郎、借金苦の林敏行&志津子夫妻。
5組の登場人物のエピソードが繰り返し描かれる。

読み進むに連れ少しずつ膨らんで行く違和感。
途中で作者が仕掛けたトリックに気付くも、ただのミステリーだけに留まらず人間の善意と悪意について訴えて来る。

SNSの誹謗中傷や価値観が異なる相手に対してのモラルなどが胸に響く。

ただ各エピソードに魅力が感じられず、そこまでのめり込む事無く読了。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)