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黒いシャッフル/松村 比呂美【レビュー】

★★★★

欠かさず読んでいる松村 比呂美さんの文庫書き下ろし作品。

今回も王道のイヤミスでした。

ヒモ状態の浮気夫を持つ女王様気質の麻里、ストーカーと化した元夫に苦しむ葵、引きこもりの暴力兄を持つすみれ。

この三人が中学時代の元恩師のお別れ会へ参加し、以前苛めていた朋世と再会した事で運命の歯車が動き出す。

タイトルのシャッフルは交換殺人を意味する。

それが成功するのか否かが気になり一気読み。

後悔先に立たず!因果応報!
自分自身の人生に対しての葛藤と他人を羨む嫉妬心、そして良心に揺れる心の動きが絶妙だった。

三人のその後が気になる。




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