わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

女神のサラダ/瀧羽 麻子【レビュー】

★★★

「夜明けのレタス」「茄子と珈琲」「本部長の馬鈴薯」「アスパラガスの花束」
「レモンの嫁入り」「月夜のチーズ」「オリーブの木の下で」「トマトの約束」
農業に関わる女性の想いと悩みを描いた8話が収録。

登場する野菜達はあくまでもアクセントで根底に流れるテーマは人間関係。

みんな口には出さないだけで真剣に悩んで自身で戦っている。

ほんの一部だけを見て判断し、決めつける事の愚かさを感じる。
すぐに誰かを批判するんじゃなくて、見えない部分を想像出来る自分でありたい。

7話で登場する桜田くんの願いが最終話にリンクしているのが素敵。




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