★★★
タイトルから以前読んだ奥様である新津きよみさんの「神様からの手紙 喫茶ポスト」が蘇りました。
ポスト繋がりですが、こちらはタイムカプセルの手紙版と言った感じです。
15年後に届けられた手紙の内容は、ラブレター、遺書、脅迫状、礼状、文学賞の受賞通知と様々でその手紙を受け取った人達が送り主にコンタクトを取る事で物語が展開して行きます。
1話完結の連作短編集だと思い読み進めて行くと、終盤で思いがけない人物相関図が浮かび上がって来て、驚かされます。
ラストも一筋縄では行かないブラックな結末で楽しめました。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。