わたしは栞を挟まない|四つ葉の読書ブログ

血と肉/中山 咲【レビュー】

★★★

初読みの作家さんです。

ページ数が164ページと短めで、文章も読みやすかったのですぐに読了しました。

舞台は東京から半日掛かる田舎の古ぼけた海辺のラブホテル「コート・ダジュール」
不倫相手の子供を身ごもり、一人で生む決意をした高橋 光海(たかはし みつみ)が主人公です。

ラブホテルのオーナーである老婆・頼子を始め、そこで働く従業員の
ササヤマ、イシワタ、アカサキ、など皆、何かしら問題を抱えた人々が集まっています。

凄く大きな出来事は起きないまま、ホテルに連泊しに来た客、カメラマンの石岡琢磨(いしおか たくま)との出会いがあったりホテルの一室で行われる聖書の勉強会に参加したり、物語は淡々と過ぎて行きますがそこからは想像が付かなかった壮絶なラストが待っていました。

タイトルからイメージしたグロテスクな描写も少しあり、インパクトが残る作品でした。

1989年生まれの若い作家さんですが、これからの作品も楽しみです。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)