わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

手をつないだまま さくらんぼの館で/令丈 ヒロ子【レビュー】

★★★★

メルヘンタッチな表紙に可愛いタイトル。

そしてこの物語の舞台はアニメに出てきそうな洋館・「白桜館」
遠縁のおばあさんに管理を任され小説を書きながら1人で暮らしていた大学生の颯太の元に突然現れたちょっと生意気な10歳の少女りりな。

ギクシャクしていた二人が兄妹、父娘の様にどんどん仲良くなって行く姿に気持ちが温かくなり読み進めていると中盤になり物語は急展開する。

すっかり油断していた事もあり、その後の辛すぎた事実にやりきれない思いが溢れる。

ファンタジー要素にミステリーを加え、そしてラストの思いがけない事実にジンと来る。




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