わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

世界の美しさを思い知れ/額賀 澪【レビュー】

★★

『沖晴くんの涙を殺して』で嵌った額賀さんだが、本作は読み進めるのが苦しかった。

ページを開いてすぐ目にするのは若手人気俳優自殺の記事。
それに続くTwitterの誹謗中傷や憶測による発言。
嫌でも三浦春馬さんの急逝とシンクロしてしまう。

三浦さんが出演していた『世界はほしいモノにあふれてる』とも被りなんとも言い難い気持ちになった。

本作では双子の兄が、弟の自死の理由を探すかの様に礼文島、マルタ島、台中、ロンドン、ニューヨーク、ラパスと旅に出る。

喪失と再生の物語だと理解出来てもこのシチュエーションでは楽しめなかった。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)