わたしは栞を挟まない|四つ葉の読書ブログ

アンバランス/加藤 千恵【レビュー】

★★★★

加藤 千恵さんの長編小説

主人公は伊東日奈子(いとう ひなこ)36歳
夫は、由紀雄(ゆきお) 42歳

ある日突然40代半ばの身に覚えがない女性が日奈子の前に現れ、夫との不倫写真差し出します。
性的不能だと思っていた夫の衝撃的な告白
そこから日奈子が悩み、葛藤して行く姿が微細に描かれて行きます。
そして日奈子自身が取った自暴自棄とも思える行動…。

登場人物が少ない分、終始日奈子の気持ちに寄り添いながら集中して読むことが出きました。

夫婦間と言えども相手を思いやるが故に話せない
夫婦間だからこそ話して行きたい、など色々考えさせられました。

セックスなんて、しなくても生きていけると思っていた日奈子ですが
最後に由紀雄に取ったアクションは本当に切なく
二人のその後が気になるラストは余韻が残りました。

「アンバランス」と言うタイトルがぴったり嵌るストーリーでした。




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