わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

ミライヲウム/水沢 秋生【レビュー】

★★★

以前読了した水沢さんの「あの日、あの時、あの場所から」がとても良かったので本作も手に取る。

読み始めてすぐ「4分間のマリーゴールド」が過る。
4分間~の方は手を重ねた人の「死の運命」が見えてしまう救急救命士が主人公だったが本作の主人公はどこにでもいそうな大学2年生の睦川凛太郎。

凛太郎が見てしまった大好きな彼女のとんでもない未来。

果たして凛太郎は彼女の運命を変える事が出来るのか、終盤は祈る様に頁を捲った。

人は生まれた瞬間から死へ向かって生き続ける。
未来が分からないからこそ今を生きる事の大切さを再確認させられた。




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