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第128回文學界新人賞受賞作品で、第169回芥川賞ノミネート作品。
本作は自らも重度の障害を持つ市川沙央さんが、重度障害者を主人公に描いた作品。
内容に共感する事は難しかったが圧倒的な熱量を感じた。
主人公・重度障害者の井沢釈華は、両親が遺したグループホームの十畳の自室から、あらゆる言葉を送りだす。
ハプバ記事と呼ばれる釈華の原稿は過激で、Twitterで呟く言葉もぶっとんでいる。
健常者には到底理解できない釈華の願いは、自らを『ハンチバック(せむし)の怪物』と呼ぶ彼女の生の確認作業であり魂の叫びのように思えた。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞