★★★★
大原麻里、51歳。
一念発起して水泳教室に通い始める。
長い介護の末に母親を見送り、婚期を逃し独身生活を送る麻里。
市の検診には引っ掛かり、医師からは冷ややかな態度を取られ、体質改善を試みる事を決意。
水に顔も付けられず、泳げなかった麻里だったが、オンボロ水泳教室でインストラクターや仲間に揉まれ成長していく。
毒舌な親友やスクールの癖強めのおばさま方、個性的だがリアルにいそうな人達ばかり。
会話文が多く物語はテンポ良く進む。
終盤、IFCマスターズカップのメドレーリレーの場面は胸アツ。
読むと元気を貰える中高年応援小説。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。