★★★
音楽とミステリーを融合させた岬洋介シリーズ。
物語の中心となるのは盲目の人気ピアニスト・榊場隆平。
2010年に開催されたショパン・コンクールで2位に入賞した実力者だ。
ある日、榊場の盲目を疑い因縁を付けて来たフリーライターが何者かに銃殺される。
果たして犯人は?
ミステリー部分は非常に単調で意外性もないのだが、岬洋介が登場してからは空気が変わり面白味が増す。
登場まで延々と待たされ、やきもきしながら待った分、余計に岬洋介の華と存在感を感じた。
物語の殆どが音楽シーンという事もあり、クラシック好きにはたまらないかも。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞