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おわかれはモーツァルト/中山 七里【レビュー】

★★★

音楽とミステリーを融合させた岬洋介シリーズ。

物語の中心となるのは盲目の人気ピアニスト・榊場隆平。
2010年に開催されたショパン・コンクールで2位に入賞した実力者だ。

ある日、榊場の盲目を疑い因縁を付けて来たフリーライターが何者かに銃殺される。
果たして犯人は?

ミステリー部分は非常に単調で意外性もないのだが、岬洋介が登場してからは空気が変わり面白味が増す。
登場まで延々と待たされ、やきもきしながら待った分、余計に岬洋介の華と存在感を感じた。

物語の殆どが音楽シーンという事もあり、クラシック好きにはたまらないかも。




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